所要時間 3時間53分
FRAME OUT 編集部
FRAME OUT 編集部

若宮大路と小町通り周辺にて、老舗の味と伝統を伝えるお店や、鎌倉らしいレトロ感を味わえるスポットを巡りました。
数多の飲食店やお土産屋さんがしのぎを削る、鎌倉の王道観光ルート。ここで古き良き伝統を守るのは、お寺や工芸品のお店ばかりではありません。
伝統、老舗というとちょっととっつきにくいけれど、今回ご紹介するのは気軽に訪れられる場所ばかり。
古き良き伝統を身近に感じる鎌倉の良さが、たっぷり味わえるはずです。

丸七商店街

鎌倉駅東口を出て小町通りと反対側、スーパーマーケット「鎌倉とうきゅう」も通り過ぎて更に歩くと、突き当たりに洞窟に入って行くようなアーケード街の入口が見えてきます。
ちょっと足を踏み入れるのに躊躇する雰囲気がありますが、大きな「丸七商店街」の看板からは確かに「ウェルカム」の雰囲気が。遠慮なく中に進みます。
昭和レトロなヴィンテージ感が溢れるなんだか懐かしい商店街。
残念ながら取材時は多くのお店が休業日か営業時間前でしたが、アップルパイやラスクが有名な「キッキリキ(ChiCChiRichi)」、ドラマ「続・最後から二番目の恋」にお店のトートバッグが登場した「KAMAKULAX」、オーナーが「マツコの知らない世界」に出演したミニチュア専門店「イクスタン(IKUSTAM)」など、有名なお店、話題のお店も入っていました。
テナントは全部で18件と小規模ではありますが、洞窟の中のようなアーケード街に並ぶお店には隠れ家的な魅力があります。ショッピングというより探検をしているような気分になれる場所です。

270m
移動時間
自転車 2分
大巧寺

安産祈願の「おんめさま」として有名なお寺です。
若宮大路側から入ると、拝殿の裏から小路を抜けての参拝になります。なんとなく立ち寄ってみたところ、小路の通る庭園に思いがけず目を奪われました。こじんまりとしたお寺の庭は丁寧に手入れされており、整然としていながら趣もある風景が広がります。
取材時はまだ梅の花も咲き始めの頃、木々や草花の色合いはそれほど賑やかではありませんでしたが、冬ならではの静謐な空気感が漂い、いつまでも浸っていたいと思える心地よさがありました。もちろん青い葉が繁り花が咲く季節の風景はも楽しみ。季節ごとにぜひ訪れたいところです。

250m
移動時間
自転車 1分
東洋食肉店

明治30年創業の老舗。ビルのサインの文字は欠けていて古さを感じさせますが、それがかえって老舗の味への期待感を高めます。
創業時より受け継がれる伝統の味は、「東洋の炭火焼豚」。防腐剤・添加物一切不使用、自家製のタレに浸け込んで炭火でじっくり4〜5時間焼き上げた商品は、地元の人にも観光客にも大人気!もちろん仕込んだ分が無くなれば販売終了。早いとお昼過ぎにはなくなっていることもあるそうなので、お土産にするなら午前中に買い物に来た方が良さそうです。
店頭では炭火焼豚がゴロッと入ったちまきも販売されていて、その場で食べることもできます。遠方の方には冷凍ちまきのお持ち帰りもおすすめです。

58m
移動時間
自転車 1分
nugoo二の鳥居店

お店にならぶおしゃれな手ぬぐいや和雑貨は、伝統技法を受け継ぐ職人が手染めしたもの。
若宮大路の鶴岡八幡宮寄りにもう1件「nugoo」の店舗がありますが、そちらが手ぬぐい中心の商品揃えなのに対し、二の鳥居店は「食」をテーマにさまざまなコラボ商品を展開しています。
可愛いランチョンマットやお弁当包みがたくさんあるので、お弁当女子は要チェック!ランチョンマットは鎌倉限定デザイン有り、鎌倉女子大の学生とのコラボ商品も置いていました。
手染めカバーの御朱印帳もあるので、鎌倉のお寺を巡る前に立ち寄って購入しておくのもいいですね。
店頭にある手ぬぐいの中からお気に入りを選んで御朱印帳を手作りする、ワークショップも行われています。時間があったらぜひ挑戦してみたいところ。

700m
移動時間
自転車 3分
燕CAFE

ランチは目抜き通りから離れ、若宮大路の東側、住宅街の中にある燕CAFEへ。
住宅街の中にあるためわかりやすい目印が無く、地図アプリを頼って目指す道のり。細い路地を通ることもあって戸惑いましたが、ナビを信じてなんとか到着しました。
静かな住宅街の中にある、昭和9年建築の古民家をリノベーションした店鋪です。素朴さを残した和室は暖かで懐かしく、実家が日本家屋でなくとも、なんだか凄く「実家感」を覚えます。
頼んだメニューは「おからコロッケ膳」。ご飯は発芽玄米、お味噌汁は無添加味噌使用のベジタリアン向けのヘルシーメニューです。全体的にベジタリアン向けのメニュー展開のよう。
デザートメニューも充実していて、ランチの後も時間があれば長居したくなるお店でした。

500m
移動時間
自転車 2分
KAMAKURA AMI's

若宮大路に戻って、腹ごなしに少し散歩。
大路ビルのテナントの看板を覗いてみると、「KAMAKURA AMI's」の看板に、ムーミン一家の絵と「アンティークいろいろあります」の文字が。心惹かれて1階奥のお店へ行ってみました。
アメリカ・ヨーロッパのアンティーク品・ヴィンテージ品を置いているお店だそうです。スウェーデン王室御用達「Ekelund(エーケルンド)」のタオルとブランケットも販売しています。
店頭にあるピンズやアクセサリーは、セールで気軽に購入できる値段に。取材時にはノリタケのヴィンテージ品もありました。
もちろん店鋪に中にもいろいろあります。好きな人には見ているだけで楽しい空間でしょう。
鎌倉らしい近代レトロ文化が味わえるお店です。

350m
移動時間
自転車 2分
松屋の飴総本舗

小町通りを歩き回ると、存在感大の黒い外観の店鋪群が並ぶゾーンがあります。その一画にあるのが、明治初年創業の「松屋の飴総本舗 鎌倉店」です。
「合格」「開運」「鎌倉みやげ」と書かれたパッケージの飴が並ぶ小さな店内。
店頭では、金色と銀色をした有平糖というお菓子を試食できます。お店の人によると、なめないで噛み砕いて食べるものなのだそう。
落花生・黒大豆・黒ごまの3種類全て試してOKとのことなので、遠慮なくいただきました。個人的な感想では落花生が一番まろやかで軽く食べられる味、黒ごまは香ばしく、黒大豆はその中間というところでしょうか。どれも美味しかったので、なんとなく金運が上がりそうな金色の黒大豆をお土産に購入。
おまけで神奈川県生まれのオレンジ「湘南ゴールド」味の有平糖もいただきました。太陽のように輝く黄色がきれいで、ほど良い酸味が爽やかな味わい。こちらも袋いっぱい欲しくなりました。

28m
移動時間
自転車 1分
ミカド珈琲 鎌倉店

松屋の飴総本舗のから小町通りを奥に進んですぐ、雪ノ下ガーデンの入口に、「ミカド珈琲 SINCE1948」と書かれた大きな看板があります。
小町通りを戻って鎌倉駅に行く前に、こちらでちょっと休憩。
お店は雪ノ下ガーデンの奥です。店内はレトロ感がありますが、重厚過ぎず気取らない雰囲気で、コーヒーを飲みながら寛いでおしゃべりができます。
1948年に日本橋で開業したミカド珈琲はモカソフトが有名ですが、今回は1952年の軽井沢旧道店開店以来のロングセラーという、「旧軽通り」をオーダーしました。
ミカド珈琲のHPによると、コーヒーの持つ酸味を特に大切にしているというのが伝統のようです。確かに軽やかな酸味でさらっと飲みやすい味。香りが上品で、飲みやすいけれどゆっくりゆっくり味わいたくなります。
老舗の味で歩き回った疲れをすっかり癒やして、帰宅の途に就きました。

Finish